【剪定次第で自由に美しさを表現】"マキノキはお庭初心者におすすめ"という話

 

皆さんこんにちは。

庭革命株式会社 代表の清水です。

 

今回は早速、マキノキをご紹介したいと思う。

 

公園や商業施設などに、四角く刈込みされている生垣がマキノキ。

 

また、生垣だけではなく丸く刈り込む「玉散らし」や好みの樹形にして楽しむこともできます。

 

マキノキの成長は遅く、丈夫で病気にかかりづらいため、植栽初心者の方にも育てやすい樹木です。

 

しかし、剪定をしないと樹形が乱れてしまい魅力は半減。

その様に↑ならない為にも、適正な時期に刈り込みをしてあげることが大切です。

 

マキノキの剪定時期は5月と9月~10月の年2回

マキノキは耐寒性ではないので、真冬の時期を避けて剪定作業をするのが望ましいです。

 

また、強剪定をしても比較的耐える樹木ではありますが、弱らせてしまう可能性もあります。

 

このせいで↑樹形が不自然になることも。

なので、年に2回程度の剪定で手入れをしてあげましょう。

 

マキノキの剪定方法は3種類

 

1.風通しをよくする「透かし剪定」

 

成長とともに枝や葉が生い茂ると、内側の密度が高くなり風通しが悪くなります。これは、害虫被害や病気になりやすいので注意が必要です。

 

透かし剪定は、細い枝や弱い枝・枯れた枝・内側に向かって生える枝などの、『不要枝』を中心に剪定しましょう。

 

これにより適度に風通しを良くすることができます。

 

2.樹形を整える「刈り込み」

マキノキは、生垣にすることが多く四角形に刈り込むとスッキリとした印象になります。

 

刈り込みで私がおすすめしたいのは、丸い形をした「玉散らし」。

マキノキの樹形の美しさを最大限、表現できます。

 

話は逸れるが、イヌマキの玉散らしは、都内だと小石川後楽園六義園浜離宮恩賜庭園が印象的です。機会があったら是非訪れてみてほしい。

 

六義園の記事と玉散らしの剪定方法の記事を一応載せておく。

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3.樹高を低くしたいなら「切り戻し」

マキノキを鉢植えや庭木として育てる場合は、切り戻しをして樹高をコントロールします。

 

切り戻しは、分岐した枝の古いほうを切り落とすこと。

 

マキノキは、強剪定のしすぎは禁物です。少しずつ様子を見ながら、剪定することが望ましいですよ。

 

知っておきたいマキノキの病害虫問題

 

マキノキにつきやすい害虫は、

・マキシンハアブラムシ

カイガラムシです。

 

マキシンハアブラムシは、葉や茎の養分を吸って木を弱らせます。

 

カイガラムシも同様に、養分を吸う害虫です。どちらも見かけたらすぐに、殺虫剤で駆除しましょう。

 

また、害虫ではなく病気の被害にあうこともあります。

 

マキノキがかかりやすい病気は、

 

・ペスタロチア病

・すす病です。

 

ぺスタロチア病はカビの一種で、感染した部分から枯れていきます。

傷口から感染するため、剪定後は病気にかかっていないか注意して観察しましょう。

 

すす病は、害虫の排泄物によって引き起こされる病気です。葉がすすのように黒くなり、光合成を阻害します。それにより樹木が弱まり、最悪の場合は枯れてしまいます。

 

病気を見つけたら、消毒を散布するなどしてすみやかに対処しましょう。

 

おわり。

 

マキノキは、生垣など庭の目隠しに最適です。玉散らしにした場合は、シンボルツリーにもなります。

 

お庭の用途に合わせてマキノキの植栽を検討してみてほしい。

 

それでは今回はこの辺で。

 

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